玉木幸則, 大橋グレース, 山本シュウ

Baribaraabekenta2


レギュラー陣のみなさん、収録おつかれさまでした! 今回のテーマは『“ダウン症”って何?』でした。もはや、ダウン症のタレント、あべけん太さん特集、と言ってもいいかも知れない? けん太さんのキャラクターが全面に出た収録でした。これまでダウン症に対して、漠然としたイメージしかない人、先入観だけで捉えていた人には、斬新だったのではないでしょうか。
玉木 「結局その人を、どう知ろうとするか、その人をどう知りたいか、ということが問題で。これはダウン症だけの話じゃないけど、ダウン症でもほんまに幅があって、いろんな人がいるから」
今回はあくまで、あべけん太さんの場合、ですよね。
玉木 「うん、(ダウン症は)あべけん太さんみたいなひとだけじゃない。それは誤解のないように言っておかないと」
なるほど。グレースさんはいかがでしたか?
グレース 「あべさんのことが分かってよかったんですけど、玉木さんが言ったように(ダウン症のひとが全員)、あべさん並みに出来るひとだけじゃない。だから、いろんな人がバリバラに出たら、もっと理解が深まるのかなって」
玉木 「うん、それしかないかもしれん」
シュウさんはいかがでした?
シュウ 「うん、(あべけん太さんは)IT関連の企業で働いてて、おもしろくて、自分でイケメン!って言って、リポーターをやって。ある意味、振り切っているのかもしれない。けど、まずあんな人に有名になってほしいな。いつの時代もマイノリティーって、そうじゃない? 例えばセクシュアルマイノリティーの人たちの世界も20年前と今とでは全然、見られ方やイメージは違うわけで。テレビに出て有名になったはるな愛ちゃんのようなひとに感謝している人もいれば、逆に、はるな愛ちゃんのせいで…というひとも今いると思うよ。でも、まず(ダウン症への)理解や関心を集める、とっかかりとしての破壊力はあるよなって。批判はあるかもしれないけど、それじゃどこから始めるねん?って」
なるほど。そういう意味では、玉木さんは有名人でカリスマ? ですよね。
シュウ 「そうそう。(障害者の)ハードル上げてる!(笑)」
玉木 「上げてない! 上げてない!(笑)」
(笑)今回、あべさんの“イケメン!”な面だけじゃないところが垣間見られたことは目からウロコ、でした。玉木さんの目からは涙、でした。
玉木 「(その場にいたディレクターに向かって)泣かせようとしてズルい! もうこれからは意地でも泣かへんで!(笑)」
グレース 「隣で玉木さん、うわー泣いてるって思ってたら、涙が引いてしまったのはたしかです」
一同 「たしかに!」
玉木 「もう! みんな最低やな!(笑)」

2 thoughts on “玉木幸則, 大橋グレース, 山本シュウ

  1. shinichi Post author

    今回の名言

    「アップ(症)という風に呼ばれたい」
    (河村 優子 ”ダウン症”って呼ばないで!)
    …ダウン症という響きから、“下がる”とイメージする優子さん。実際、ダウン症の名前の由来は存在を発表した医師の名前だが、彼女はそれでもダウン症とは呼ばれたくない。そこで飛び出したのが、障害名をポジティブに変換した彼女の名言だ。

    「他のテレビが出さんかっただけ」
    (玉木 幸則 脳性まひ)
    …「おっぱいが大好き」というあべけん太さんのVTRを観た後、スタジオではダウン症の人のそんな一面を今まで知らなかったという声が。それを受けて玉木さんの一言。おっぱいが好きな人もいればそうではない人もいる、そんな当たり前のことが何故か一般の人には届いていないことを指摘した名言。

    「母ちゃん、俺を産んでくれてセンキュー」
    (あべ けん太 ダウン症)
    …一昨年、事故で母親を亡くしたけん太さん。悲しみを必死でこらえるその姿を見て、周囲から「ダウン症の人は悲しみが分かってないのではないか」というあらぬ誤解を受けたこともあった。 今も母親の遺影に向かって語りかけるけん太さん。その言葉からは、悲しみを受け止め、それを乗り越えようとしてきた、彼の優しさと強さがにじみ出ている。

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